デジタルサイネージ基礎知識
デジタルサイネージのコンテンツとは?作り方とプロへの依頼方法
2023.08.23
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従来の広告や看板とは異なり、デジタルサイネージはユーザーが必要としている情報をタイムリーに届けられるため、大変効果的です。
時間や場所、デジタルサイネージを見るユーザーに合わせて柔軟に情報発信ができる点は大きな強みとなります。
一方でデジタルサイネージは文字どおりデジタルデータのため、コンテンツをどのように作ればよいのか分からない方も多いでしょう。
特にデジタルサイネージは、コンテンツの形式が豊富なため、困っている方も多いはずです。
この記事ではデジタルサイネージのコンテンツの基本や種類、作り方を解説します。
デジタルサイネージのコンテンツをどのように作ればよいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
デジタルサイネージのコンテンツとは
デジタルサイネージのコンテンツは紙の広告とは異なりデジタルデータのため、様々な形式のコンテンツがあります。
文字やイラストだけの静止画はもちろん、実写やアニメーションの動画などのコンテンツをデジタルサイネージでは扱えます。
様々な形式のコンテンツを扱えるため、デジタルサイネージはTPOに合わせた情報発信が可能です。
例えば、お客様の多い週末のショッピングモールでは、タイムセールをアピールする動画広告の発信ができます。
他にはレジ前に並んでいるユーザーに向けて、オトクなセット商品を提案する広告の発信も可能です。
デジタルサイネージのコンテンツの種類
様々な形式で情報発信ができるデジタルサイネージのコンテンツには多くの種類があり、各々に合った利用シーンがあります。
ここではデジタルサイネージにおけるコンテンツの種類を紹介します。
広告用コンテンツ
広告用コンテンツと一口にいっても様々なパターンがあります。
最も代表的なのは、街中にある大型ディスプレイに映し出される広告用コンテンツです。
道行く人々の目を引く動画広告を大型ディスプレイに映せば、高い広告効果を発揮できるのは言うまでもありません。
他にも駅や公共交通機関に設置された中型ディスプレイに、広告用のコンテンツを流しているケースもあります。
時間帯や場所に合わせてコンテンツを変えられる
広告用コンテンツは、配信内容を都度変えられるデジタルサイネージの強みが最大限に活かせるコンテンツの1つです。
例えば、通勤時間帯にビジネスツールの広告を流せば、多くのビジネスマンの目に触れます。
夕方以降にスマートフォンゲームの広告を流せば、帰宅時間帯の学生やサラリーマンの興味を引くでしょう。
広告用コンテンツは時間帯や場所に合わせて、配信内容を変えられるため、デジタルサイネージは広告にはうってつけのツールと言えます。
店舗の販促用コンテンツ
広告用コンテンツと似ていますが、店舗という小さな単位にフォーカスしているのが店舗の販促用コンテンツです。
店舗の販促用コンテンツは文字どおり、店舗や店舗周辺を訪れた方に向けてのコンテンツになります。
販促用コンテンツの中で代表的なのが、キャンペーンやタイムセールなどオトクな情報の表示です。
オトクな情報を動画などの目を引く形でアピールすることで、売上や集客アップを目的としています。
他にも飲食店であれば、おすすめのセット商品やグランドメニューの表示など店頭の看板的な使い方もデジタルサイネージは可能です。
インフォメーションコンテンツ
ショッピングモールのフロア案内や公共交通機関の運行情報などの情報発信にも、デジタルサイネージは活用できます。
インフォメーションコンテンツの場合、タッチ操作が可能なディスプレイを採用すれば、双方向のコミュニケーションが実現します。
例えば、ショッピングモールのフロア案内です。
ディスプレイをタッチすると特定のフロア・店舗情報が表示され、どのようなフロア・店舗なのかを利用者側が選んで把握できます。
機器の組み合わせによっては、一方的な情報発信だけでなく、利用者が知りたい情報にもフォーカスできるコンテンツになります。
デジタルサイネージのコンテンツの作り方
様々な形式の情報発信に対応しているデジタルサイネージですが、従来の看板・広告と同じように発信元となるコンテンツを作る必要があります。
本章ではデジタルサイネージにおけるコンテンツの作り方を解説します。
コンテンツの作り方その1:コンテンツの目的と形式を決める
コンテンツをいきなり作り始める前に、まずはコンテンツの目的を決めましょう。
コンテンツの目的が定まっていないと、情報を届けたい相手に情報が届かなくなる可能性が高まるためです。
目的の設定はより具体的にできると、後のコンテンツ作成がしやすくなります。
例えば、単に客単価を上げるための店舗向け販促コンテンツを作りたいというだけでは、漠然とし過ぎています。
客単価を上げるため、セット商品を購入するユーザーにプラス1品を買ってもらう販促コンテンツなど、具体的な目的を設定しましょう。
コンテンツの形式を決めよう
コンテンツの目的が決まれば、次はコンテンツの形式です。
コンテンツの形式は静止画と動画のどちらかになりますが、どちらにもメリットがあります。
例えば、静止画の場合には動画に比べて、ユーザーの目を引く力は劣っていますが、老若男女を問わず万人受けしやすい点がメリットです。
動画の場合、情報量の多さからメッセージが伝わらない可能性がありますが、静止画であれば、メッセージは届きやすいでしょう。
またデジタルサイネージを設置する場所の雰囲気に合わせやすい点もメリットになります。
動画の場合には何よりも、注目を集める力が強いのがメリットになります。
動画は内容やメッセージを多く盛り込めるため、デジタルサイネージを見るユーザーを飽きさせない点もメリットといえるでしょう。
コンテンツの形式は目的に沿った形式を選択した方が、目的達成の可能性が上がります。
コンテンツの作り方その2:素材を集める
コンテンツの目的と形式が決まれば、コンテンツ作成に必要な素材を集めましょう。
店舗向けの販促コンテンツであれば、店舗メニューや商品画像が必要になります。
また動画形式の場合、音声もつけるのであれば、事前に音源を収録しておきましょう。
コンテンツの作り方その3:PowerPointで静止画形式のコンテンツを作成
静止画形式のコンテンツを作りたい場合、PowerPointでも作成可能です。
静止画形式のコンテンツを作る前に、まずはスライドのサイズを実際のディスプレイサイズに合わせます。
実際のディスプレイに合わせてスライドを作成しておかないと、表示した際にデザインが崩れてしまうためです。
スライドを作成したら、「エクスポート」からJPGもしくはPNGのイメージファイルとしてデータを保存しましょう。
イメージファイルにすることで、デジタルサイネージでの配信が簡単になります。
コンテンツの作り方その4:PowerPointで動画形式のコンテンツを作成
静止画形式と同様に動画形式の場合も、作成にはPowerPointがおすすめです。
動画形式の場合でも静止画形式と同様に、コンテンツを作る前にスライドのサイズを実際のディスプレイサイズに合わせておきます。
動画形式にするためのスライドが完成したら、リハーサル機能から確認を繰り返し行い、ブラッシュアップを図りましょう。
ファイルを作成したら、静止画形式と同様にデジタルサイネージとして扱いやすいファイル形式に変換します。
動画形式の場合には、「エクスポート」からMP4としてデータを保存しましょう。
デジタルサイネージのコンテンツ作成はプロに任せよう。
依頼方法と制作費
昨今は様々なツールが登場しているため、デジタルサイネージのコンテンツを自身で作成することは可能です。
ただし、個人でコンテンツ作成ができるとはいえ、デジタルサイネージのコンテンツ作成はプロに任せるのをおすすめします。
本章ではデジタルサイネージのコンテンツ作成をプロに任せた方が良い理由や依頼方法を紹介します。
コンテンツ作成をプロに任せた方が良い理由
デジタルサイネージのコンテンツ作成を、プロに任せた方が良い理由は大きく分けて2つあります。
1つ目はクオリティです。
プロに任せれば、利用用途に合わせた高いクオリティのコンテンツを作成してもらえます。
デジタルサイネージにとってクオリティとは「アピール力」と「メッセージ性」の2つになります。
多くの方にアピールする力と届けたいメッセージが備わっているコンテンツこそがクオリティの高いコンテンツです。
例えば、高いアピール力のコンテンツであっても、メッセージが伝わらないと広告や情報発信としての効果は高くありません。
確かに何度かコンテンツを作成すれば、自身でもクオリティの高いコンテンツが作れるようになるかもしれません。
一方でプロにお任せすれば、利用用途に合ったコンテンツを初回から作成してもらえます。
導入から運用までを任せられる
2つ目は導入から運用までを任せられる点です。
デジタルサイネージのコンテンツ作成を請け負っている企業の中には、導入から運用までを任せられる企業があります。
一からデジタルサイネージを始めるには非常に手間がかかるため、プロに一括でお任せするのも1つの方法です。
コンテンツ作成をプロに依頼する方法
デジタルサイネージのコンテンツ作成を請け負っている企業は数多くあり、各社のホームページから依頼は可能です。
一方で各社でクオリティや作成費用に差があるので、依頼者側としては選びづらいでしょう。
コンテンツ作成を依頼する際のポイント
依頼する際のポイントは2つあります。
1つ目は実績です。
実績やポートフォリオを見せてもらい、求めるクオリティと合致するかを確認しましょう。
2つ目は見積もりです。
1社だけでなく、複数の会社に見積もりをお願いして差を比較するようにしましょう。
1社だけでは、提示された費用が適性なのかの判断がつかないためです。
コンテンツ作成をプロに任せた場合の費用
コンテンツ作成の費用は各社によってまちまちですが、目安としては以下の金額が相場になります。
静止画形式のコンテンツ:3万円前後
動画形式のコンテンツ(3分前後):10万円前後
まとめ
今回はデジタルサイネージのコンテンツやコンテンツの作成方法を解説しました。
デジタルサイネージのコンテンツの種類は広告や販促、インフォメーションなど様々な種類があります。
コンテンツは個人でも作成できる一方で、クオリティには不安がやや残ります。
高いアピール力とメッセージ性を兼ね備えたデジタルサイネージのコンテンツを求めるのであれば、プロにお任せするとよいでしょう。
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