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デジタルサイネージ基礎知識

デジタルサイネージ広告とは?費用やメリット、設置事例まで紹介

2023.08.20

屋外・屋内のあらゆる場所で見られるデジタルサイネージ広告。

LEDディスプレイやプロジェクターを使用し、多種多様な情報コンテンツを発信する広告媒体で、今やPRには欠かせないものとなっています。

今回は、デジタルサイネージ広告の概要を始め、費用やメリット、設置事例までわかりやすく解説します。

デジタルサイネージ広告とは

デジタルサイネージ広告とは、屋外、駅、商業施設などで見られるLEDディスプレイやプロジェクターを使用した広告のことです。

電子看板とも呼ばれ、もともとは交通広告から始まり、やがて街のいたるところで見られるようになりました。

デジタルサイネージ広告の種類

デジタルサイネージ広告の種類は、大きく分けて以下の3種類です。

オフライン型(スタンドアロン型)

オフライン型は、スタンドアロン型とも呼ばれ、インターネットに接続していないタイプのデジタルサイネージ広告です。USBやSDカードを用いて広告配信を行います。

メリットはインターネット接続のための回線環境が不要な点で、コストがあまりかかりません。

しかし、コンテンツを切り替える際にUSBやSDカードを差し替える必要があるため、手間や人件費がかかります。広告の切り替え頻度が高い場合には不向きです。

オンライン型(クラウド活用型)

オンライン型は、クラウド活用型とも呼ばれます。インターネット回線と専用の受信機を使い、まとめてコンテンツ配信を行えます。

遠隔操作や予約配信ができる部分もメリットで、運用効率が優れています。

インタラクティブ型(タッチパネル型)

インタラクティブ型はタッチパネル型とも呼ばれ、タッチパネル、モーションセンサー機能が付いています。

オフライン型、オンライン型は受動的ですが、インタラクティブ型は能動的な操作が必要な部分が異なります。

デジタルサイネージ広告を表示する機器

デジタルサイネージ広告を表示する機器については、主に以下の4種類です。

・液晶ディスプレイ
・LEDディスプレイ
・マルチディスプレイ
・電子POP

液晶ディスプレイは非自発光型で、液晶そのものは光を発するわけではありません。バックライトを用いて発光します。比較的安価ですが、耐久性は約3万時間で、LEDより劣ります。

一方、LEDディスプレイはLED自体が発光し、非常に輝度が高いので視認性で優れています。

液晶ディスプレイより高価なものの、耐久性は約5万時間で、液晶ディスプレイよりも優れています。

マルチディスプレイは、複数のディスプレイで1つの大きなディスプレイを構築する方法です。大きな画面で広告展開したい場合に向いています。

電子POPは、手のひらサイズの表示機器のことです。紙媒体の代用として使え、インタラクティブ型のデジタルサイネージ広告と相性が良いのが特徴です。

デジタルサイネージ広告の設置目的

デジタルサイネージ広告の設置目的は、主に以下の5種類です。

・広告配信
・販売促進
・情報提供
・施設案内
・空間演出

広告配信は交通広告から屋外広告、店内広告まで幅広く、あらゆる場所で見られます。販売促進も似ていますが、商業施設などに多く見られます。

情報提供や施設案内は交通機関や病院、オフィス内、空間演出は商業施設やテーマパークに多く見られるデジタルサイネージ広告です。

デジタルサイネージ広告の費用

デジタルサイネージ広告は、主に「初期費用」と「運用費用」がかかります。

ディスプレイに関しては、屋内用は10~40万円が相場ですが、屋外用は50~300万円が相場です。

直射日光に耐え、防水性・防塵性があり、輝度も高く、ディスプレイサイズも大きなものが主流になるので、屋外用のほうが高価になります。

再生機器に関しては、USBメモリの場合1,000~3,000円と安く済みますが、セットトップボックス(デジタルサイネージ用の配信機器)の場合、3~25万円ほどかかります。

また、配信スケジュールを管理するシステムの費用も月に数千~1万円ほどかかります。

継続的にかかる運用費用も重要

そして、運用費用ですが、コンテンツ企画と制作を自社で行うか、外部発注するかで費用の桁が変わります。

自社で企画・撮影から編集まで行う場合、2~5万円まで抑えられます。制作会社やカメラマンなどに外部発注する場合、30~50万円が相場になります。

さらに、運用費用には保守サポート業者に依頼する場合、月に1,000~9,000円かかります。

デジタルサイネージ広告のメリット

内容を簡単に変更できる

デジタルサイネージ広告は、コンテンツをリアルタイムですぐに変更可能で、画面の切り替えや、時間帯ごとの変更も行えます。

差し替えが簡単な点もメリットです。紙などのアナログ広告の場合、撤去や張り直し作業に人件費がかかります。

広告の数だけ比例して作業が増えるので、多く広告展開している場合ほど差し替えにコストがかかります。

デジタルサイネージ広告なら、コンテンツ内容を変更するだけで一斉に広告を差し替えできるので、大幅にコスト削減が期待できます。

動画や音声で訴求できる

また、動画や音声を発信できるのもメリットです。

文章や写真と違い、動画なら興味を引きやすいコンテンツを作りやすいのも特徴です。テレビCMよりもターゲットに向けた訴求をしやすい部分も挙げられます。

伝えられる情報量そのものも大幅にアップできるのがデジタルサイネージ広告の魅力です。

文字と比べた場合、「画像は7倍、動画は5,000倍の情報量を伝えることができる」と言われています。

紙の広告の場合、紙の面積にしか情報を詰め込むことはできませんが、動画や音声を組み込めるデジタルサイネージ広告なら、動きのある広告や連続性のある広告で人目を引くことができます。

大きさが自由、視認性も高い

大型ビジョンから小型の電子POPまで大きさも幅広く、コンテンツに応じた自由な広告展開が可能です。

そして、暗所での視認性にも優位性があります。

紙媒体の場合、夕方〜夜間になると見づらく、視認性が落ちます。

しかし、デジタルサイネージ広告なら、ディスプレイ自体が発光しているので視認性で優れています。

デジタルサイネージ広告の設置場所

デジタルサイネージ広告の設置場所は多岐にわたります。以下に事例を挙げます。

・駅構内
・電車内
・商業施設
・ビルボード
・ホテルフロント
・高層マンション
・スポーツジム
・ネイルサロン
・オフィス
・工場
・病院の待合室

これ以外にも設置場所は多く存在し、あらゆる場所にデジタルサイネージ広告が展開されています。

テレビCMのように不特定多数に向けた広告を打つのではなく、その設置場所を利用するターゲットを狙うため、効果的な広告配信が可能になります。

公共交通機関や商業施設

たとえば、駅構内や電車内などの交通機関のデジタルサイネージ広告は、通勤や通学で利用する社会人・学生のほかに、観光客もターゲットにしています。

また、企業広告だけでなく、電車の遅延情報などを伝える役割もあり、駅構内の混雑防止にも役立っています。

訪日外国人向けには多言語対応した案内板としても使われ、駅員の負担の軽減にも繋がっています。

小売店舗や商業施設では、直接的な売上アップや集客を狙えます。

販売している商品だけでなく、セールの予告や、お得なキャンペーンなどの告知などを行えるため、リピーター獲得にも使えます。

季節ごとに頻繁に変わる発信内容も、デジタルサイネージ広告なら簡単に切り替えることができます。

大学、ホテル、高層マンション

大学生協でもデジタルサイネージ広告の導入が進んでいます。

食堂や購買施設の商品情報はもちろん、企業広告で就職活動情報を提供したり、大学生に向けたターゲティング広告を配信しています。

実証実験として自動ドアにデジタルサイネージ広告を導入している大学の例もあり、デジタルサイネージ広告の取り入れが活発になっています。

ホテルや高層マンションなら富裕層をターゲットにした広告、ネイルサロンやフィットネスサロン・ジムなら美意識の高い人向けの美容商品など、特定の層に絞ったターゲティングをしやすいのがメリットです。

オフィス、公共施設

オフィスや工場の場合は、情報伝達を主に目的としています。

業務メールや掲示板の補足として使われることが多く、業務における重要な事項をタイムリーに伝えることで情報伝達精度が向上し、円滑な業務遂行を目指せます。

病院や公共施設の待合室の場合、順番待ちの際の暇つぶしとして機能します。

ニュースや天気予報などの有益な情報を発信することでストレスを和らげ、利用者の満足度に繋げられます。

また、調剤薬局では、健康志向の高い層に向けてのヘルスケア商品の広告が配信されることもあります。

銀行では、窓口やATM、待合室などで、金融情報や取り扱い商品などのコンテンツを配信することで、待ち時間を有意義に過ごしてもらうための努力をしています。

まとめ

デジタルサイネージ広告は、今までのアナログ広告とは大きく異なります。

頻繁に差し替え可能で、時間や季節ごとに内容を変更できるほか、視認性にも優れ、夜間でもハッキリと内容を伝えることができます。

また、動画や音楽を使った広告で、通行人の興味を引きやすいのも大きなメリットです。

その反面、初期費用や運用費用がかかる点には注意しましょう。

自由度が高く、広告の革命とも言えるデジタルサイネージ広告。ビジネスにも活用でき、効果的な集客や売上アップが期待できます。

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