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デジタルサイネージ基礎知識

デジタルサイネージの種類と選び方のポイント

2023.08.23

画像、動画、音声、文章からプログラムに至るまで、デジタルサイネージはさまざまなコンテンツを発信できます。

デジタルサイネージには主に「スタンドアロン型」「ネットワーク型」「インタラクティブ型」の3つのタイプが存在し、用途ごとに向き不向きがあります。

今回は、デジタルサイネージの種類ごとにメリット、デメリットをくわしく解説します。

スタンドアロン型デジタルサイネージ

スタンドアロン型は、SDカードやUSBメモリなどの記憶媒体を使いコンテンツ配信する種類のデジタルサイネージです。

インターネットなどのネットワークには接続しておらず、単独稼働が行える点が特徴です。

スタンドアロン型のメリット

スタンドアロン型のメリットは、オフラインのためネットワーク費用がかからない点、通信設定が不要な点が挙げられます。複雑な初期設定に悩まされることなく導入できます。

機器単体で運用が可能で、専用スタンドを使えば設置工事も不要です。また、セットトップボックス(映像表示機材)も不要です。

ディスプレイとコンテンツのデータを用意するだけで簡単に導入できるうえ、ネットワーク型やインタラクティブ型と比べると価格がリーズナブルなので、電源さえ確保できれば個人商店のデジタルサイネージにも最適です。

インターネットを介さないので、情報漏洩リスクが低い点もメリットとして挙げられます。

目安としては、週1~月1度程度の更新頻度であればスタンドアロン型で運用可能です。

スケジュール再生に対応していれば、スーパーのタイムサービスなど特定の時間に向けて情報を発信できます。

導入方法や操作性がシンプルで、自社運用で十分という場合に適しています。

パワーポイントで作成したコンテンツなども配信可能です。広告費や人員に限りがある場合や、小規模施設での運用にも向いています。

スタンドアロン型のデメリット

スタンドアロン型のデメリットは、遠隔操作で更新が不可能なことです。

コンテンツ更新のために機器から一台一台、USBメモリやSDカードを取り外しする手間がかかります。

ネットワーク型に比べると一括で更新できず、手動でUSBメモリやSDカードを取り替えるには時間と人件費がかかります。

大規模なデジタルサイネージ設置には向かず、比較的小規模な展開に適しています。

コンテンツの出し分けができないので、時間帯や利用者の属性ごとに適した広告を打ち出すことができません。

表示コンテンツの更新が頻繁な場合にも不向きです。

また、ディスプレイ機能によって、登録コンテンツの上限に制限があります。

静止画と動画の同時放映が行えない、レイアウト構成に限りがあるなど、スタンドアロン型ならではのデメリットもあり、スライドショー、フルスクリーンのコンテンツの表示しか行えない部分には注意が必要です。

拡張性にも乏しいため、将来的に機能やシステムをアップグレードすることができず、デジタルサイネージ機器本体ごと買い替える必要があります。

ネットワーク型デジタルサイネージ

ネットワーク型は、インターネット、もしくはイントラネット経由でデータを受信し、コンテンツを再生する種類のデジタルサイネージです。

有線LAN、Wi-Fi、場合によってはクラウドサービスの契約も必要になります。

ネットワーク型のメリット

ネットワーク型は、インターネット上のクラウドでコンテンツ内容を配信します。管理用のパソコン、もしくはタブレットで更新でき、遠隔操作も可能です。同一情報を一斉に配信できるのがメリットです。

すべてのデジタルサイネージ機器を同期して、表示内容を即座に変更できます。

また、ディスプレイごとの稼働状況の確認ができるほか、個別コンテンツの配信も行えます。設置場所の温度や売上情報などを連動させて、シチュエーションに合ったコンテンツ配信が可能です。

飲食店の混雑情報など、大型商業施設でも運用される例が増えています。

リアルタイムでコンテンツを配信できるので、公共交通機関でのニュース配信や、事故・天気・災害情報など、最新の情報を逐一提供できます。

また、小売店での突発的な値下げセールなども対応可能で、柔軟性があります。

スケジュール機能付きのものなら、週や月ごとに変わるイベント情報をはじめ、更新が頻繁な情報を管理することができます。

ポスターの印刷費や張り替え費用、人件費などを削減し、大幅なコストダウンが期待できます。

ネットワーク型のデメリット

ネットワーク型のデメリットは、ランニングコストがかかる点です。

ネットワーク使用料金や、ソフトウェア利用料金がかかるので、コンテンツ制作費用とは別にランニングコストを計算して導入する必要があります。

システム構築・運用は専門技術と知識がいるため、現実的にはクラウドサービスと契約し、コンテンツ管理や更新を行うことになります。

コンテンツのアップロードだけでなく、配信スケジュール管理から、エラー監視機能まで付いているクラウドサービスサービスもありますが、社内ネットワークで済ませるよりも費用が割高になります。

ネットワーク型が適しているのはコンテンツ更新頻度が高く、1日何度も情報更新が必要な場合です。

小規模事業では目立った投資結果が出ない場合も多く、スタンドアロン型で事足りる場合もあります。

また、万が一ネットワークやサーバーに問題が起きた場合、ディスプレイ表示トラブルが発生する可能性があります。

システム管理を外部に委託する方法もあります。

インタラクティブ型デジタルサイネージ

インタラクティブ型は、タッチパネルなどユーザー側が能動的に情報を選ぶ種類のデジタルサイネージです。

双方向コミュニケーションとも呼ばれ、タッチパネルやモーションセンサーを搭載しているタイプです。

近年ではAIを駆使した音声認識、言語自動判定など、さらに双方向性が進化しています。

インタラクティブ型のメリット

インタラクティブ型のデジタルサイネージは、わかりやすく言うと大きなスマートフォンです。

対話型のアプローチが得意なので、駅や空港などの公共交通機関、大型商業施設、観光スポットなどの案内板に適しています。

多言語表示機能を使えば、外国人観光客が訪れるスポットでも効果的です。

モーションセンサー機能が搭載されていれば人の動きを感知できるので、より直感的な操作でアプローチできます。

モニターの前にいる人物の年齢や性別を判断し、それに合った情報を提供するなど、情報提供の質が上昇します。

求める情報をすぐに表示できるのがインタラクティブ型のメリットのひとつで、情報が一方通行にならず、自らの意志で選択でき、顧客満足度にも繋がりやすい部分も特徴です。

タッチされた回数や箇所も分かるので、マーケティングや販売促進に直接繋げやすい点も大きなメリットです。

例えば、アパレルショップなら商品をかざすだけでコーディネート例やレビュー、在庫状況などの商品情報を見られるなど、情報提供ツールとしてだけではなく、購買意欲を刺激する仕組みとして注目されています。

スーパーでは、価格、産地、栄養素などの商品情報を表示し、値札の張り替えの手間とコストを削減できます。

インタラクティブ型のデメリット

ネットワーク回線費用とソフトウェア費用が発生するため、ランニングコストがかかります。

ネットワーク接続のために設定も必要なほか、タッチパネル機能、モーションセンサーに対応したディスプレイが必要で、スタンドアロン型、ネットワーク型のデジタルサイネージディスプレイよりもやや割高になります。

また、人が直接触れることにより、機器に故障が生じたり、汚れる場合があります。

故障点検や清掃の手間がかかる点は、デメリットと言えるでしょう。

ユーザーが直接触れやすい環境を整えることも重要です。タッチパネルの操作が可能であることの説明や、操作の分かりやすさも必要です。

コンテンツも一度作って放置するだけでは効果が薄く、ユーザーの満足度も高まりません。

コンテンツ管理や更新費用などを考える必要性があります。

また、階層を深くしすぎない構成や、効果的な導線設計など、考慮しなければならないポイントが多くあります。

まとめ

デジタルサイネージにはスタンドアロン型、ネットワーク型、インタラクティブ型の3種類が存在しますが、それぞれに特徴があり、メリットとデメリットが存在します。

また、ランニングコストもタイプごとに異なり、お店や施設の形態や規模を踏まえたうえで、効果的に機能するデジタルサイネージを導入することが重要です。

販売促進、情報収集、経路案内など、デジタルサイネージを設置するシチュエーションによって目的は大きく異なります。

使い方次第では宣伝効果やユーザーの体験向上に繋がることもあり、デジタルサイネージは大きな可能性を秘めています。

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