『自走式ロボットサイネージ開発 広島空港と宮島口結ぶバスPR』経済リポート2024年6月1日号に掲載されました
経済リポート 2024年06月01日号
<以下記事同文>
LEDを活用した電光掲示板や屋内外看板などを幅広く手がける㈱タテイシ広美社(府中市河南町114、立石良典社長、電0847-43-4886)はこのほど、廿日市市の「宮島口フェリー乗り場」に鹿の姿の自走式ロボットサイネージ=写真=を納入した。広島空港アクセス拡充路線検討プロジェクトチームの依頼によるもので、今年11月末までの期間限定で設置する。展示時間は午前10時-午後6時の予定。
昨年12月に新設された広島空港と宮島口を結ぶバス路線「宮島口空港線」のPRを目的とした実証実験。同空港から宮島口への移動は、従来は広島駅を経由するルートしかなかったが、今直通バスは60分で両所を結んでいる。ただ、認知度が少なく、PR方法が課題になっていた。
今回、実証実験のために愛らしい鹿の衣装を特別にラッピングした。通行人や障害物を避ける自立走行ができ、正面のサイネージでは、新バス路線の情報などを動画や音声、画像で分かりやすく表示する。持ち直しつつあるインバウンド観光に向けて多言語対応もできるので、実証期間中に外国語案内も拡充する予定。
ロボットサイネージの視認率は、固定型の電子看板に比べて約10倍も高くなる(同社調べ)という。さらにタッチセンサーや音声などを組み合わせることで顧客の満足度は向上し、情報提供のためのスタッフの負担軽減や業務効率化も期待できるという。
立石社長は「弊社では早くからLEDビジョンなど最新のデジタルサイネージ開発に取り組み、製造、設置施工まで一貫して手掛けてまいりました。〝情報を『形』にする会社〟として、今後も新しい商品開発を進めてまいります」と話している。
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