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『中国新聞』2022年10月19日号~太陽電池に広告表示~

以下記事同文

太陽電池に広告表示
薄くて軽量 局面掲示も

タテイシ広美社が共同開発

 看板製作のタテイシ広美社(府中市)は、薄くて曲がる次世代型太陽電池を製造する神戸市の企業などと共同で、太陽光発電と広告を両立したタペストリーを開発した。建物の曲面などに掲示でき、両備信用組合新支店(福山市)の発注を受けて初めて設置した。

 薄くて軽量で曲げられる有機薄膜太陽電池(OPV)は「次世代の太陽電池」と呼ばれる。光を電気に変える有機化合物の溶液をフィルム状の基板に塗って作り、MORESCO(神戸市) と電装部品など製造の東海理化クリエイト(名古屋市)が共同で開発した。タテイシ広美社は、インクをはじくため広告物の印刷が難しいとされるフィルム状の基板の表面に下地処理を施すことで、発電を遮りにくい透過性の高いインクを密着させた。

 広く普及するシリコン製の太陽電池と比べて製造時の二炭素排出量が約5分の1に抑えられるという。国連の持続可能な 開発目標(SDGs)の取りみを進める同信組に同社が導入を提案した。

 同支店には縦63センチ、横107センチ、厚さ1ミリ以下のOPV4枚を店舗正面の窓に設置。表面に同信組のシンボルマークなどをあしらった。検温器と二酸化炭素センサーの動力源とする。タテイシ広美社の立石良典社長は「発電しながら広告できる点を生かして窓を有効に活用したい。店舗や施設のメディア化を促せれば」と話している。


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