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『広島経済レポート』No.3263号に掲載されました。

再エネ活用のデジタルサイネージ 組み立て工場を来夏新設へ

広島経済レポート 2021年8月19日号 No.3263

以下記事同文

看板、LEDビジョンなどのタテイシ広美社(府中市河南町)は太陽光や水力などの自然エネルギーを動力源に使う「多機能デジタルサイネージ」事業を本格化する。2022年夏、同市内に発電機器やディスプレーなどのアッセンブリー(組み立て)工場を新設。脱炭素社会を目指す政府方針などを背景に、環境をキーワードに都市圏や海外に売り込む。

太陽光や水力による発電設備とデジタルサイネージ用ディスプレーを合わせて提供する。需要と供給の両面から電力流れを最適化する「スマートグリッド」を同サイネージに応用し、発電量や広告効果に応じて自動で放映をコントロールするコンテンツマネジメントシステム(CMS)を構築。限られた電力でも作動できる環境を整える。例えば発電量や人通りが多い時は消費電力の大きな動画を流し、少ない時には静止画など映す。商業施設や五輪などの国際イベント会場で需要を見込む。

アッセンブリー工場の用地として、約700坪(2314㎡)を府中市内に取得済み。倉庫を含めて平屋建て350坪(1157㎡)程度を計画し、8月中に着工する。工場は3か所目。

これに先立ち、電源オフ時に画像などを掲示する「LEDウオール」を開発した。電源を入れていないディスプレーは一般に真っ黒だが、レジンと呼ばれる樹脂で凹凸をなくして透過インキで印刷することで、木目や花柄などのインテリアになじむ模様に見せることができる。電源が入った状態では通常のデジタルサイネージとして使える。看板の画像を印刷すれば、電力不使用で広告掲示が可能。前年度に約2000万円で加工設備を導入し、加工技術の特許を出願中。7月21日オープンの府中天満屋内の市営施設「i-core FUCHU」に初納入した。