『公明新聞』2022年9月16日号~地域でDX時代の人材育成~
広がり始めたリスキリング(職業能力の再開発)支援
以下記事抜粋
タテイシ広美社 社内講習をさらに拡充
広島県南東部、人口約3万6000人の府中市に本社がある株式会社タテイシ広美社(立石良典代表取締役社長)は、
県が進める「リスキリング推進宣言」企業の一つ。
創業以来の看板製作をはじめ、LEDビジョン、デジタルサイネージ(電子看板)など、最先端のものづくりに取り組む
「情報伝達業」で、取引先は全国に広がり、国際大会などの案内表示も手掛けた。
「社員の自立と豊かな幸せを実現し、地域社会にも貢献する」と、同社は従来から人への投資に力を入れ、
2013年以降、地元の女性やU・Iターンの若者の積極雇用によって、社員が3倍に増えたことから、
スキルや自主性を高める制度と仕組みを整備、充実させた。
社員のモチベーション向上で効果を上げているのが、「工程外注」「広報」など8プロジェクトからなる委員会の活動。
「技術継承」委員会は、媒体のデザインから製作、施工に至る技術や、営業打ち合わせのノウハウ、ハンダ付けの技術など、
OJTではカバーできないような社内講習を企画し提供している。
一方、電気工事工、屋外広告士など、公的資格の取得も後押ししている。
こうした人材育成は、競争の激しい業界にあって、ワンストップでフルオーダーメイドの製品開発ができる
同社の強みにつながっている。
リスキリング推進宣言では、これまでの取り組みを充実させることを掲げ
「地方の小さな町だが、この場所にこだわるのは創業以来の考え。企業があることで、地元で活躍できる。
会社ができるのは、一人一人の能力を向上させ、人間的に成長してもらうこと」と、立石社長は強調している。
『リスキリング宣言』とは…
リスキリング推進宣言制度は、企業等が社内だけではなく、対外的にもリスキリングに取り組むことを宣言することで、
リスキリング推進の機運の向上を図ることを目的にしています。
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『リスキリング推進宣言書』を策定いたしました!
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