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中国新聞SELECTに弊社会長が掲載されました

中小企業は地域の力

 私は府中市にある中小企業の経営者です。市の人口は約3万9千人で減少が進んでいます。産業、ものづくりのまちで数多くの中小企業が存在するのですが、その存在感は低いと感じるのが実情です。
 中小企業が活性化すれば、地域も活性化する。そんな考えの下、広島県中小企業家同友会は、府中市などで中小企業振興基本条例の制定を目指しています。
 中小企業の活動を後押しする条例です。条例を核に、行政、各団体、大企業、中小企業が同じテーブルに着き、魅力あるまちづくり、地域づくりを話し合えるようにしたいのです。
 中小企業は地域の力になれる。そう実感する取り組みがあります。住民が学校運営に参加するコミュニティ・スクール(CS)です。府中市では小中校10校がCSを実施しており、私は10校の協議会会長を務めています。
 「地域の中に学校を!学校の中に地域を!」をスローガンに、地域の力を教育に生かす活動を学校、市教委と進め、6年目。9年制の義務教育学校である府中明郷学園の7年生は昨年度、地域の魅力を発信する模擬会社を立ち上げました。生徒は地元の企業で職場体験をし、製品の開発、試作、販売などに挑みます。
 これは教員だけでは難しく、中小企業の協力が不可欠です。経営者が授業に入り、経営理念の必要性、製品開発の考え方、マーケティングなどを子どもに教えます。製品の試作も支援します。子どもや教員が地元の企業を知る機会になり、将来、地域で活躍する人材を育てられれば大きな意義があると思っています。
 今月、文部科学省主催の「全国コミュニティ・スクール研究会inびんご府中」が府中市であり、私もパネリストとして登壇しました。地域に錦を飾る人も素晴らしいが、地域で錦を織り続けられる人をつくることが地域の活性化につながる。そんな考えの下、中小企業にできることを模索しています。